ゆかし

  • 2011.12.13 Tuesday
  • 22:23
2011.12 001.jpg美しい紙袋


散歩は、しないよりましなていど、小路をでたあたりで引き返していた。
のぼりおりがあるのでそれでもきつかった。

先日歯科でふらついたので、すこしづつでも散歩をのばそうと、いまは1kくらいあるいている。

当初は足の付け根がいたかったが、毎日とはたいしたもので、ずいぶんあるけるようになってきた。
ショッピングモールの中も歩けるようになった。

疲れてしまうことはコミなので、寝てしまうか、寝てから歩く。

 


**子さんがいい匂いの石鹸をくださった。
私が石鹸を喜んだことをおぼえておられた。
小さなお手紙には私の身体を気遣う言葉が。
うれしかった。
奥ゆかしいという言葉をふとおもう。
そのひとの心がもっと知りたくなるという意味だ。
私にはとてもかなわない。



誰もが思うように生きていない

  • 2011.12.09 Friday
  • 22:35
2011.11月 008.jpg


 

 

TVをつけると、ダウン症のドキュをやっていた。
主人公は同じくダウン症の恋人がいて、とても仲がよい。自然、結婚と考えるが…

 

「絵を描いていた」S君を思い出した。

絵を書く習慣をというので私があてがわれ、絵を共に描くことならできるとひきうけたが、S君のほうは、私を相手に悩みを話すのが主だった。

 

彼にはずっと相思相愛の恋人がいてダウン症だった。

彼自身は「脳性まひ」ということで手足が自由ではなかったが、健康体だった。

「健常者、障碍者というけど、だれだって障碍者だよ、私だって病気だし。」という基本姿勢で私ははなしを聞いていた。

 

いつもいつも、「あー結婚したい!」というのだった。

好き同士で当然の思いだ。「一緒に暮らしたい!」

私としては本気で聞き、できるよ!と、はげましていた。

しかしサポートがなければなかなかできないのが実情だ。

親同士はもちろん許さない。
よくよく話を聞いてみると彼女は親のもとからでようとはせず、それで満足しているらしい。
そしてなによりS君本人が「出来ない壁」から出ようとはしなかった。


まわりはしたいことならさせてやりたいと心を絞るような思いでいろいろやってみる。

S君の親御さんは、彼の希望をきいて、アパートを借り、ひとりぐらしをさせていた。
おかあさんが食べ物を運んでいた。
しかし、本人が「さみしくて」解消してしまう。

「できない壁」をたたいているだけにみえるのだ。

 

「障碍者は家にいて暇をもてあましているんですよ」と、S君の母親が言っていた。
年金をあてがい、仕事をして生きてゆく喜びを得るチャンスを与えない。


私も病気(喘息)ということをかくさなければ就職できなかった。

社会からは、「健常な」人間だけが求められる。

それは効率を第一にしているからね。

前進やら増産やら勝利やらと言っている時代はもうおわってほしい。

 

TVの男性は、ハンバーガー店でしっかり働いていた。

障害者と健常者の区別もいらない社会にシフトしてほしい。

 

ダウン症同士の結婚は日本では前例がないという。なかなかむずかしいらしい。

しかし、好きな人がいて共に暮らしたいというのはごく自然な感情だ。

私だって病人で結婚不適格者だった。
それゆえのすったもんだの苦労はあったが、ひとりでいたところで、ひとりのすったもんだで苦労したとおもう。

 

 

有名なひとのお子さんがなにか「ふつー」とはちがってうまれて、隔離したというウワサを検索していて目に入ったが、「個性」だってふつうにしてくれたら、世の中の風潮も変わるとおもうが、事務所とか、いろいろな事情というものがあるんだろうな。

 

なにかそこには、完全(形)主義というようなものが横たわっている。

こうでなければならないといった…。

完全形を想定して、その幻想の枠にフレキシブルな人間、混沌とした人間の生をおしこめる。そして自らを完全(という幻想)のスタンダードにして、回りの世界を批判する。
そんなヒトがいるかどうかはしらないけれど、そんなヒトをめざしているようなかんじがする。

 

障害があって、いろいろ失敗して、人生。

「健常者」ではあっても、いろいろな事情で結婚できないひとがいる。
結婚しても失敗するヒトもいる。

結婚できても子ができないひとがいる。

子がいても孫のいないひとがいる(ウチ)。

 

だれもが一期の一身のさまざまな障害をかかえ、おもうように生きられない生を必死に生きている。






 

  • 2011.12.06 Tuesday
  • 22:47
2011.11月 012.jpg


久しぶりに夢をみる。

駅の夢。

駅にやっと着いたはいいが、私は自転車にのってきたので、自転車をどうしたらいいのかわからずに、乗れないでいる。

 

駅ではいつも迷っている。

路線図があるが、わけのわからない駅名ばかりがならんでいる。

ここがどこかもわからない。

どこにゆくのかもわからないので切符も買えない。

 

やっと買ったにせよ違った路線にのってしまい、どこにゆくのか不安と期待といりまじっている。

いつも夕刻か夜。
なんだかカフカの『城』のようだ。

 

「駅」は、私にとって社会のようだ。

ひとびとが目的をもってどこかへ行くべく右往左往しているところで、完全にじぶんの居場所はない。

乗っている(転がしている)自転車は、駅に入れない原因となっているから、わが病の謂いだろうか?

 

まあ、若いころ、無謀にも、一人旅にでて、そのころの鉄道の印象をひっぱっているのかもしれない。

新宿駅は降り口をまちがえると迷路のようだった。

国鉄といった。

駅員はみんな威張っていた。

 

私には切符がなかった。

売ってくれるはずだが、買い方が判らず、どこへ行くのかも知らなくて。

 

社会は、ぐるぐる動いていたが、私は入れなかった。




 

 

イレギュラーは鍛える

  • 2011.12.03 Saturday
  • 21:49
2011.11月 001.jpgムベ


歯科医、あなたの歯を削ると、じつにすぐ削れちゃうとおっしゃる。弱い。
My腎臓はカルシウム事業がうまくいかず「立派な骨粗しょう症」になっているが、歯までモロモロになっちゃったんだね。


私は、若いころからそう長くは生きられないと思っていたので、こうして還暦を3年もすぎて、いろいろな老化が出来してくるのが、半分以上は面白いとおもっているし、なにかありえない体験をしているのでわくわくして、ありがたいと思っている。

白髪、カオやカラダの皺、関節の変形、それらは、珍しがっている。

そーかいそーなるんだ〜。

 

しかし、歯が駄目になってゆくのはすこしへこんだ。

なぜなら噛めなくなって食えなくなりそうだからね。

ブリッジはまだいいが、部分入れ歯はかなり慣れにくいものだ。

異物を口中に入れとく、…という経験もできたのだから、ま、いいか。

異物やイレギュラーは、…たとえば見知らぬ道や雨の外出、病気や苦しみなども、鍛えるかもしれませんね。

 

基本である体は、鍛えられることは鍛えています。

やらないよりましと言うレベルだけれど。

 

こんなボロだけど、カラダを持すること。

精神の器を、できるだけまっすぐに、かつ柔軟にしておくこと。


なにかと困った身体

  • 2011.11.26 Saturday
  • 22:17
2011.11月 025.jpg


体調がすぐれず、外出もままならなかったが、やっと歯科へ。


入ったところでよろけ、ちいさな黒い靴を踏んでしまった。
そこであやまればよかったのだ。謝ってハンカチかなにかで拭けばよかった。
若い人が厭な顔をしていた。


よろける。そういう自分がへんな歳の取り方をしていて、いやだなとおもった。

 

よろけるような身体の持しかたをしないこと。だれかわからなくてもすぐにあやまること。

 

しかし、靴をそろえないでぬぎっぱなしだったので、つまずいたのでもある。靴はそろえよう。

 


ぼーっとしていて、あんのじょう待合の椅子にすわったまま、舟をこいでいた。

 


歳を取って―というか病気で、なにかと困った身体になってゆくのだが、なんとか身体をできるかぎり持してゆく。

疲れようがきつかろうが、できるだけ身体は鍛える。といっても、もはやだいぶよわっているが。

 

 

『ゴータマブッダのメッセージ』は、まだかかえて、読んでいる。
いままで必死で学んできたことを、統合してくれているので、私の「秩序」―あくまでも言葉だが―も統合できそうで。

 

 

山道の落ち葉を熊手で掃き寄せる。

 


できない。できてもつかれてしまう。そんな身体を嫌がってばかり。

そこを超えること。




 

新聞を替えました。

  • 2011.11.13 Sunday
  • 21:49
2011.11月 023.jpg


A
新聞だったが、原発事故関連の記事に歯がゆいものをかんじていた。

そもそも大本営発表のラッパをふき戦争に協力した事実があり、原発に関しても安全だと信じ込ませることに一役買っていた―少なくとも原発の害のほうは沈黙していたのだ。戦争でその推進におおきな役割を果たしていたことを検証したという記憶もない。政府の広報っぽい。

 

どの新聞も似たものだとはおもうが、生まれたときからこの新聞だったので、読んでるうちになにか洗脳めいた、刷り込まれなどもあったのではないかというか―知らぬうちにA新聞脳になってしまったかもしれないという疑惑にとらえられ、私としては新聞をとることはもうやめてもいいのだったが、家人が毎日をというので、毎日をとったら東京新聞もつけてくれました!

 

 

その新聞のどっちだったかわすれたが、読者の投稿をよんでいたところ、古希をすぎた夫が下着の前後ろがまだわからなくて、妻に、「ちゃんとしるしをつけとけ!」と言うのだそうだ。

それをなにやら楽しそうに言う妻さんはほほえましくおもっているらしいきもちがつたわってきた。

 

シャツやパンツの前後がわからない!?

「ちゃんとしるしをつけとけ!」?

絶滅危惧種がいましたね。すごい。

 



 


ある会合

  • 2011.10.05 Wednesday
  • 22:42
12010.9月 020.JPG

 

krishnamurtiの会が、家からそう遠くないところで、年5回ほど開かれる。

私はたまたまその主催者の人にKを紹介してもらったので、それにはなるべく出席していた。
あつまった人たち各々、“どのくらい理解していて、どのステージにいるのか”、ということは、なんとなくさぐり、自分自身もおもったりする…
そんな自分をなくしたい。そのためにも現場に行きたい、と思った。

パワフルな主催者さんからいつものようにメール。私のやっていることは「自己関心だ」ときめつけ。あなたは無さすぎだよ自己逃避だよ。地上から飛び退っている。そもそも人を批判ばかり―しかも激越に―している。それが私にもまわってきたんじゃ?

それじゃあなおさらいかないわけにはいかない、と思った。


体力が心配。5時間も座って話しを聞くのもキツイ。昔から会合で“自分の都合で途中で帰る”ということが苦手。そんならそれをやってみよう、と思った。

 

というわけで出席し、

今回は6人がそれぞれ発言し、私も得るものがあった。
主催者さんは、今回メールで私に「きついこと」をあえて言ったというから「いつもですよ!」と返したらみんな笑ってくれた。

 

ディスカッションはおもしろかった。それぞれのKの理解を話す。

理論でどうこう―正しいとか間違っている―というのではないので、論争は無い。

ひとりのひとが「わかったんですよね、思考はエゴなんですよ」というと、拍手。かれはとても長いことKの勉強を続けてきている。


どもりながら話す人、強圧的に話す人、静かに延々と話す人、固定した観念(言葉)を繰り返す人…どんなであれ、丁寧に聞かれ、質問される。

「こんなこと言ったら恥をかく」というような、思考そのものをなくすところからはじまっているから、みんなきもちよく素直だ。

そんな話の中で、震災の被災者について言及。

たしかに被害者ではあるが「自分を被害者だとするとなおつらい」ということを言う人がいた。「自分が被害者だと思わない」と。自分を貶めることはない。「ぼくはそうはおもわないようにする」と。

 

それは津波の被害者について言われたことではあるが、私自身、自分を被害者におもいっきりおもっていたことに気がついた。
病気。腎臓ゆえのあれこれ、被害者意識にどっぷりつかっていたことに気がついた。

そんなふうに生まれさせられた、そんなものをかかえて生きなければならないと、情けないところにいた。

私は被害者じゃない。被害者意識そのものから抜け出そう。


病気についての被害妄想、見つめれば、なにもしなくても消えてゆく。

気がつき、これを見るだけ、それだけでクリアできた。不思議な感じがする。

 


後日、またまた主催者のひとから電話があり「三次元をおわらせなきゃだめなのよ!」と常のごとき強弁。そしてメール。

押し付けられれば、もはやこれまで。学びもあったところだがK会は終わりにする。

学ぼうとすれば、ひとは路傍の石からだって学べる。





最悪の学校時代

  • 2011.09.01 Thursday
  • 22:56
12010.9月 006.JPGタマアジサイ



私は学校へ向かって急いでいる。いつものように遅刻しそうだ。前をゆくカップルやグループは「バーバリー」のびしっとした制服を着て、談笑しながらあるいている。

私の安物の制服はとろっとしているし、ひとりぼっちで、裸足だ。

…という夢を見た。


最近名前が露出している学校。私はその高校への入学は生まれた時から決まっていて、いちばん安あがりな公立であり、歩いて通える高校だった。だからなんのかんがえもなく入ったが、そこは進学校だった。

最近、記憶力と反射力を競うクイズ番組でも在校生がでていたが、数字がすべて、できないやつ、なんの特色も無いやつはそんざいりゆうがなかった。アウシュビッツというひともいた。私のようなものはもちろん無視というガス室である。

 

いずれ有名になる、ナニカする、という暗黙のパワーがながれていて、きっといつか「なる」というふんいきだったが、卒業して数年後有名になったのは、三島由紀夫の割腹でいっしょに「出入り」をした男だった。かれは私のクラスメートで、色白の美少年だったが笑うと乱杭歯が虫歯だった。

 

こんななかで、私はなににもなりたくなかった。

カフカの断食芸人は、最後にしんでしまうのですが「断食―じつは私のたべられるものがなかったからです」というような台詞を吐く。

まったくゼロというのはほんとうに苦しかった。劣等感はふくれあがり、現実感がどんどんなくなってきた。

夢のように、私は孤独だった。

 

しかし、ゆめのなかでも、たぶん現実でも、私がなりたいものはこの世になにも無く、ひとりぽっちで、裸足であることが、つめの垢ほどではあるが、「矜持」のようであった、ということを思い出した。

 





 

毒虫に刺されたときの対処法―ケムシ、ムカデ

  • 2011.08.20 Saturday
  • 22:45
2011.7月 004.jpg


以前ケムシの場合をかきましたが
、ムカデの場合も同じです。再度書いておきます。

シャワーをあびて、足拭きマットに乗ったとたん、ちくりと何かが刺した。
マットにはムカデの子ども(※1)があわてふためいていた。
踏んでしまったらしい。
さされたところはどんどん痛くなってくる。

 

   まず刺し口をさがし、吸引具で毒液を吸い取る
(成功すれば少量の血とともにあがってくる)今回は刺し口がわからず、なし。
とりあえずやる。(簡単な吸引具は登山用品店で購入)

 

   アンモニアを綿棒につけて刺し口につける。酸性毒なら中和する。
(これは蜂は効かないもよう※2
いわゆる痛みはひいた。(アンモニアはドラッグストアで購入)

 

   しばらくするとびりびりしてきたので、ステロイド軟膏を塗る
とたんにびりびりはなくなって、翌日完治していました。
(ステロイドは皮膚科で処方された。いまはドラッグストアには無いのでは。記名して買えるかもしれません。それに近いのは「ムヒαEX」)

 

1 これは、ちいさな子どものムカデだったのですが、以前夫は10センチ以上ある
     赤と黒のれっきとしたオトナにやられました。そのときも、この対処をして無事でした。

 


     ※2 蜂はアルカリ毒ならば、酢のようなもので中和できるのだろうか?機会があったら実
           験してみます。

 





草木染め(クロモジ)

  • 2011.07.29 Friday
  • 22:10
 


血液が酸性になっていた。重曹を処方される。

飲んで、一週間ほどで、尋常でない疲れ、落ちるような眠り、そして錆びるようなぎしぎしした不快なめざめから開放された。ひょっとして治るかも、東京ぐらいはいけるかも、と高揚した。治るわけはない。だが東京駅までなら行けるかも。

このまま、体調がよかったら、とおもうと、単純によろこぶが、疲れて寝ることにはかわりなし。ゆきつくところは尿毒症かほかの病によるか、それはわからないが、死であることは決められている。
このことを思うと身が引き締まる。厳然とした、しかし優しいかもしれぬ真実だからだ。


昨日は、エクセルの操作で頭を絞りに絞った。血液検査の結果をグラフにしたかったのだが、基準値の入れ方がわからん。出来ないまま立ち去ることはストレスだが、私にはそういう脳も無いことがわかった。

今日は朝から、代謝性アシドーシス(腎臓を原因とし酸性に傾こうとすること)を知りたくて、あれこれ学習した。電解質だの、−イオンだの、これまたお粗末な脳ではまったくわからない。されど、ものすごく繊細かつ強靭な生体のつくりは、じつに美しいと思う。

疲れて午後は寝る。やや頭がいたい。きのうははしゃぎすぎた。

それから、先日採っておいたクロモジで染色を行う。クスノキ系のいいかおりが漂う。
あとからマニュアルをみたら出鱈目だった。
でもきれいに染まった。アルカリ(灰汁)媒染で、ほしかった色が出た。
色彩図鑑で調べたら、「(うめ)(ぞめ)という色合いだった


腎臓病がわかる前は、野草茶を作っていた。草を採り、洗い、干すという作業をしているとたいそう幸せだった。それとよく似た作業、草木染。

ヤマの樹木を身にまといたいという…。

外出しないので冷蔵庫内食いつくし。でも、畑をまわって、食事の支度ができた。









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