言葉のない世界…『ボブという名の猫』

  • 2017.10.24 Tuesday
  • 21:56

 

You Tube に、猫がいた。その猫、なにか引き付けられる表情。なんというか、その形象の奥へとひきつけられた。

内なる真実は顕れるのか?とおもい、『ボブという名の猫』と二作目『ボブがくれた贈り物』を読んだ。その猫はひとりの青年を救った。

 

猫の飼い主ジェイムス・ボウエン氏が、二冊、ライターとともに書いたそうだが、その内容から、彼が天からボブ猫を送られ、猫に愛されるのは十分納得させられるものだった。バランスのよい文章で、読んでいて気持ちがよかった。彼の職場だけにロンドンのストリートが興味深く書かれていたが、厳寒のストリートで生きなければならない厳しさが、かれのやさしさをそこなわない。まいにちが困難であり、決して絶望しない。毎朝バスに乗ってその日のめし代をかせぎにゆく。ストリートミュージシャンで投げ銭をもらったり、Big Issue で雑誌を売ったりもする。生きるために労働、交渉、闘い… いろいろな事件や不都合が出来する。そんな中で、自ら養い、自ら救い、政府や救済団体の恵みも受けている。生きようとすることにぶれることはない。ヘロインのきっかけはロンドンストリートの厳寒と孤独だったというが、猫に出会い、猫の面倒をみる覚悟をきめ、めのまえでヘロイン中毒で男が死んだことをきっかけに、ヘロイン中毒を克服した。

事情あって両親との縁が薄いが、厳寒のストリートに毎朝通う丈夫な身体をもらったし、猫を愛し愛されるこころをもらっている。

ソウルメイトの猫と人間。写真をみると、互いのこころとシンクロしている。ボブ猫は相棒のこころが伝わっているかのようだ。

それはふしぎでもなんでもないことかもしれない。

 

 

つづいて、シートンの動物記を読んだ。

人間と野生動物が出会うということは、狩る狩られるという大前提があり、相手をいかに殺すか?逃げ切るのかなのだとシートンは言う。そういう時代はながくつづいた。シートン自身野生動物を狩るという道で、そのあいての美しさ野生のけなげさたくましさに出会い賛嘆している。手放しで感動するシートンの子供のこころ。有名なロボは、ロボの「仲間を思うきもち」でついに捉えられ、シートンが知恵で勝ったのだが、野性の気高さ美しさにはうちのめされる。

 

ことばではない存在のなにかは、ボブ猫もロボもジェイムスもシートンも人も基本中の基本としてもっているものだ。

 

 

ボブくんとボウエンさん  https://matome.naver.jp/odai/2139052501559398501?&page=1

 

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