「いいひと」という服

  • 2007.03.05 Monday
  • 17:01
船橋駅南口
昭和33年の国鉄船橋駅南口(駅の屋根から撮っている)<船橋の100年>より

ある情熱についてはずっとモヤモヤしていた。なにか相手に不審がられるし、ときには誤解されて、おもわぬ方向にいってしまったりした。
そんなすったもんだについて書き始め、まともに考えはじめて。

もともとそのようなホットな血筋ということと、小学生のころ、船橋駅の乞食にわきあがった思いは、どうも兄や姉のあたえてくれた本によって養われたものだったようだ。

自分は慈悲心の深い人間だと思っていた。
うちひしがれたひとに出会えばなにかをしてあげたいとおもったし、奉仕をしていると思っていた。
自分は「いいひと」だとおもっていた。
社会に向かったひとつのアイデンティティだった。

思いがけない結論にたどりついた。ショーゲキの結論。
おもしろいですねえ、人生って!

それが、ただ自己の実存のためにつかんだわらしべだったことがわかった。
やっぱり私は薄っぺらであった。だからこそワラをつかまなくてはいきてゆけなかった。

このブログをはじめるときも、私自身たれかの書いたものを読んで自分を変えてきたから、私も(お返しに)たれか読む人になにかすこしでも役に立ちたいと願って本気ではじめたのは一年前だった。自分が変わってしまった。

ああ、でも、「いいひと」じゃなくなってせいせいした。
自分が「いいひと」だと思って生きているのは、私にはぴったりしない服だったのだもの。
その服をぬぐことがもうすこしでできるだろう。



コメント
懐かしい写真をありがとうございます。思い出の多い土地です。涙が思わず出ました。
  • 通りすがり
  • 2017/03/14 11:08 AM
ここに二十二歳までいたので、このモノクロ写真は、色がついて思い出します。匂いもまた。猥雑な駅前が嫌いだったが、なんとエネルギーにあふれていたことか!懐かしい。お会いしていたかもしれませんね。
  • 2017/05/07 9:10 PM
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